SKI AID for CHILDREN 2014

昨日、お店お休みいただいて・・・

真っ青な空の下、真っ白な雪の上で、養護施設大阪水上隣保館の子ども達19人、サポートボランティア12人のみなさんと、最高にすてきなスキーをしてきました。




10年前、不思議なご縁で出会った、さみしい思いをしている子ども達。大人を信じられない子ども達。


この間に私の人生も一変し、専業主婦から花屋で修行し、花屋を開き・・・実は自分の生活でせいいっぱいで・・・本当はそんな余裕はないはずなのに・・・



学生時代のスキー部の仲間に支えてもらって、この活動を続けることができています、

毎年、少しずつ支援の輪が広がっていることにただただ感謝の思いでいっぱいになります。



ここだけの話ですが(笑)
実は泣き虫な私は今年も何度も一人でこっそりうれし泣き(笑)しました。




1月の知恩寺手づくり市が終って、寄付をお願いするハガキを作り投函。
数日後に記帳に行って、次々書き込まれた振込を見て・・・「今年もみんな連れて行ってあげられる」
嬉しくて銀行から店に戻る自転車をこぎながら、誰にも見られないから、うれし号泣(笑)


昨日はスキー部の先輩Iさん、同期のOさん、後輩Bくん、Tくん、Tさん、Mちゃん、Nちゃん、たくさんの金太郎(スキー部の名前です)の仲間が参加してくれました。


子ども達がスキー場に着き、どたばたでスキー靴をはかせ、体操をし、クラス分けをし、それぞれがスキーをはじめました。




しばらくして、ふと気がつくとゲレンデの真ん中で私はなぜか一人。
いつもだったら、老体に鞭打って(汗)走りまわってるのに・・・




見下ろすとゲレンデの一番下で、先輩のIさんと同期のOさんがはじめて板をはく子ども達に手取り足取り教えてくれてる

その横で後輩のBくんが、少したいへんな女の子達の団体を丁寧に教えてくれてる

見上げるとTくんが、少しすべれるけどまだ転んじゃう男の子達を本格的に教えてくれていて


その上のバーンでは後輩のI君の息子さんのNちゃん6年生は(今年はお父さんが海外出張なので一人で参加してくれました)子供同士なのに転んだ子どもの面倒を見てくれてる


Tさんと娘さんの小学校3年生のMちゃんが、もう滑れるようになってる女の子たちと楽しそうに滑ってくれてる姿が見えて


金太郎ではないけれど、10年欠かさず参加してくれてる二人はなれたもので適材適所。

Fくんがやんちゃな男の子達のかたまりを(笑)ばんばん滑らせてくれていて

ゲレンデのよこっちょではちょっとふてちゃった女の子を、いつものように癒し系のFくんが板脱いで遊んでくれてる




見上げると空は真っ青で、雪山がとってもきれいで・・・


「あーよかった」って思うとゴーグルのなかのうちの目に涙が自然とあふれてきました。








お昼ごはんはあっという間(笑汗)

食べ終わると子ども達は速攻でゲレンデへ、


私はあんまりまだ滑れない子ども達を一人一人順番にリフトに乗せて、一緒に降りてくることに。


スキーの上達というより、山の上のきれいな景色や、雪の上の動物の足跡、心地よい風、普段は感じられないものを感じさせてあげたい。

もちろん、まだスキーが上手に滑れない子ども達には恐怖心もあるので、リフトから降りる時はしっかり背中を抱えて、滑り始めは私のスキー板の後ろに子どもを入れて、お腹に抱きついてもらって、「電車ごっこやー」と途中まで滑り降ります。

緩斜面になったら、一人で挑戦。転んだら起こして、私が後ろ向きにすべって子どもに「こっちおいで〜」っていうとターンできるなんてことも。



一人の男の子。
めちゃくちゃ怖がりで、「はなさんといてな〜」「転んだら骨折する?」
「大丈夫、東さんにまかせとき」と電車。

緩斜面になって一人で滑って練習。転んでも一人では立てないから起こすんだけど、大きいからうちまで一緒に転んじゃうことも。
何回も転んで、なんとか起こしてを繰り返し(汗汗)

あと少しってところで、ずっと教えてくれてたIさんの姿がゲレンデの下に見えたのでその子に「おっちゃん、あそこにいはるで」と言ったら

な!なんと!!「おーい、おじちゃーん」って手を振りながら、一人でIさんに向かって何十メートルもすべり降りていきました。


私はあっけにとられて、びっくりして、でも上と下で二人が手を振る姿に胸がジーンときて  思わずこっそり感涙


きっとIさんがそれまでやさしく教えてくれはったから、あの子は怖いのも忘れて思わずIさんに手を振って、そしたら勝手にからだがリラックスして視線が上がって、結果上手く滑れて、奇跡的に(笑)Iさんのところまで転ばずすべりおりれた


Iさんにほめてもらった時の彼のうれしそうな顔。

電車のこと、上の斜面で何度もころんじゃったことは内緒にしときました(笑)






どう見ても花屋のブログではなくなっちゃってますが(汗)、





虐待という本当に悲しい、悲しすぎる経験をした子ども達が昨日1日、、スキーを通して、大人をほんの一瞬でも信じられるって思ってもらえたような気がします。



この日を応援してくださった全ての人たち、見守ってくれてる全ての方に感謝します。

ありがとうございました。
みなさんのお気持ちは、本当に尊いものだとお伝えしたいです。


そして今回、からんこえのお客さまで「スキーはできないけれど、なにかお手伝いできるなら」と同行してくださったKさん、
帰りのバスの中で、Kさんが用意してくださった、一つずつ丁寧にラッピングしてくださってた詰め合わせのお菓子、子ども達にはサプライズでとっても喜んでいました。

昨年に引き続き子ども達と滑ってくださったKさん、転んで打っちゃったお尻は大丈夫ですか?

スキー部だけでなく、いろんな方に応援していただけるようになってきたことも私のうれしいことでした。

本当にありがとうございました。





そしてそして、 子ども達。

みんなに「ありがとう」です。

東さんはみんなの笑顔のおかげで、みんなに元気をもらってここまでやってこられました。

とっても悲しかった時、子ども達に出会わせてもらって、この活動をはじめることができました。

毎年みんなとスキーできるのが楽しみです。
来年もみんなに昨日みたいな日がプレゼントできるよう、ずっとずっとプレゼントできるよう、

からだも心も元気でいなきゃ。


今年もお仕事がんばるからねっ。

みんなもがんばれっ!!