2021 母の日 終了しました
一年ぶりのブログになってしまいました。
ブログの更新が全くないのでさみしいですと言っていただくことも時々あり、更新しなければと思いつつ、アップが楽なインスタやフェイスブックの更新のみになっていました。ごめんなさい。
久しぶりのブログ。まだ疲れが残っていて、なかなかうまく表現できませんが、からんこえを支えてくださる皆さまに感謝の気持ちを込めて、がんばってつづりたいと思います。
コロナウイルスは一年経っても終息にはいたらず・・・
緊急事態宣言が京都にも発令されている中の今年の母の日になりました。
からんこえ、12回目の母の日でした。
でも、からんこえの母の日は、どんな時代になってもかわらずあたたかくて、優しいです。
今年の母の日は連休から一週間後。時間がないのできっとバタバタになるなかなかたいへんな日程です。連休後半から、やっと顧客様からのご注文が次々入ってきました。連休休みなしで店舗をオープンしていると初めてのお客様もご注文にきてくださいました。
売れ残ったらどうしようと思いながら仕入れた紫陽花鉢たちも、母の日を待たず早くに完売し、再入荷を繰り返しました。結果その数60鉢以上となりました。バラの鉢、クレマチス、寄せ植えなど、お客様のリクエストにおこたえして品ぞろえしました。
小さな店舗のからんこえは、店中紫陽花鉢で埋め尽くされ、階段はアジサイロードとよんでいました(笑)。
階段の昇り降りは超たいへん(汗)
プリザーブドフラワーのアレンジやリース、スターチスのリースのご注文もたくさんいただき、店を閉店してからは毎日遅くまで製作しました。
金曜日、早朝市場で、すべて予約していたお花をゲットし、急いで店に戻り水揚げ。
本当にとっても美しくて良い香りで、お店が今度は生花であふれてる。この状態をみんなに見せた―い
急げ急げ!時間との闘い。この日バナナ3本(うちはお猿さんか(-_-;))
夜、この新鮮できれいなお花たちをアレンジします。どのお花も自分の納得するものにしたい
お母さまに「素敵」「きれい」「嬉しい」って言っていただけるお花。ここはぜったい譲れない、
お手伝いしてくれてるSちゃんに日をまたがない時間になんとか帰ってもらって
あとは一人でがんばります。
しんどくないと言ったらうそになるけれど、もう夢中で花を束ねました。
気がつくと、お隣りの新聞屋さんが配達に出発してます。家に帰り少しだけ仮眠。倒れるわけにはいきません。気が張っているので、深い眠りで、しゃっきっとなりました。
店に来るともうSちゃんが来てくれていて店出しを済ませてくれていました。
毎年お手伝いしてくれるYちゃんも来てくれました。Yちゃんも本当に強力助っ人、自分の腕が増えたみたい。どこから見てもお花屋さんです。
そして昨年から来てもらってるTさん。急きょお願いしました。
みんな知恩寺手作り市で出会った仲間です。
うちが作ったお花たち、一つ一つのお花を3人が絶妙のチームプレイで丁寧に梱包していってくれます。
間違えないように確認しながらそれぞれのお母様への大切なメッセージもおつけします。何度もチェックした伝票を張り付けて、丁寧に取り扱ってくださいシールもいっぱい張って準備OK。
ヤマトさんが来たら皆でバケツリレーして運びだします
ヤマトさんも、通行人もびっくり!!
小さなお店からこんなたくさんのお花の箱がでていきました。
無事、全国のお母さまの元へ届けてくださいね。
よろしくお願します。
ヤマトさんの車がからんこえのオリジナルボックスで埋め尽くされてる!!
数年前からご注文数がぐっと増えました。
それまで一つ一つのお花の写真を撮ってご依頼主様に送っていましたが、
それはもうできなくなってしまいました。
ご注文いただいたすべてのお花をyumikoが今持てるすべての力でお作りいたしました。
前夜、娘のsakikoが食料を買い込んで手伝いに帰って来てくれました。顔見たらほっとし、おしゃべりしてたら涙腺が崩壊しました(汗)。あかん、泣いてる場合やない。
最後の力を振り絞って母の日当日ご来店分、配達分のお花を作ります。
母の日当日
配達は毎年配達を担当してくれているkeikoちゃんがお届けに行ってくれます。
ほぼ皆さん、毎年行かせていただいているので、からんこえのお花が届くのを待っててくださっているようで、スムーズにたくさんの配達を終えてくれました。手作りのお菓子を持たせてくださったり、差し入れをいただいたり(嬉)。お心づかいありがとうございました。
私は来店くださったお客様のご注文を、お客様の目の前でお作りします。
パパたちと、かわいいお若い女の子、顧客さんの息子さんやお嬢さん。
どんどん少なくなっていくお花とお待ちいただくことに少し焦ったりもしますが、みなさんやさし(嬉)くて、ゆっくりお待ちくださいました。
Sさんの息子さん。照れてたけど、部活で遅くなりそうな妹さんの分も受け取ってくださいました。
Sさんは昨年の母の日の遅い時間に初めて来店くださったお客さま。ほぼお花なかったね。あれから一年、うちより働き者です。
水曜日「仕事休みなんでなんか手伝うことあったら手伝いたい」って言って突然来てくれて、鉢物にお水あげてくれたり、伝票見てくれたりしてくれました。
息子さん、娘さんに「1本でいいから、からんこえの花買って~」とあつーい、ご指定いただき、優しい息子さん、娘さん来てくれました。
息子さんの持ってる袋の中はこのお花。
こーんな素敵な紫陽花をおしゃれなお車で抱えて帰っていくお客さまも
そしてそして
今年もできました。
花屋が一年で一番忙しい母の日にこんなことをやってる花屋さんは少ないと思います。
でもでも私は、これがやりたくて花屋になりました。
ちびっ子100円ブーケ。
パパやママが100円支払いしようとすると、私はきちんと説明させてもらいます。
「100円で大人の方にお花はお売りできません。
一年に一度、母の日に、子どもたちが100円玉握ってお花を買いに来てくれて、おかあさんにありがとうって言ってもらえたらいいな、と思ってこんなことをしています。だからお子様からいただきますね。どうぞご理解ください」
みなさん、ちゃんとわかってくださいます。
子どもたちが100円持ってきてくれると、レジをうってレシート渡して、子どもたちが満面の笑顔で帰ろうとするとき
「来年も絶対来てね。ちゃんとおこづかいためといてね、おばちゃん待ってるね」
今年は娘と保育士さんのお客さんkoyasuちゃんが担当してくれました。作っても作っても足りなくなって、一日中作ってくれました。
小さなブーケをかわいく作るのは至難の業です。
何人の子どもが来てくれたのかな。
一日中かわいいお客様が次々と来てくれて、かわいいお手紙をいっぱい
見せてもらいました。
おばあちゃんのお家まで万華鏡よろしく!!
小さなかわいいお財布に100円→レシート
0歳から来てくれてるE君。大きくなったね。今年はちゃんと書いたね(笑)
丁寧に丁寧に書いてくれました。Nちゃんお手伝いもありがとう
もうびっくりするくらいお姉さんになりました。毎年来てくれてありがとう。
そして毎年の〆は三兄弟。
いつもはパパが前日、ママへの贈り物を選びに来てくださるのですが、今年は長女のKちゃんが一人で選びに来てくれました。
そしてそのことは前もってパパからお伺いしていました。「おまかせください」
子どもさんの成長は私もうれしいです。みんな野球がんばってね。
この光景を見ながら一日花束、束ねました。
花屋になってよかったと心から思います。
たくさんのご注文、ご来店ありがとうございました。心から感謝いたします。
私には母の日の大切な大切な思い出があります。
あの日のサプライズ、あの日の花束、あの日のテントウ虫。あの日のお手紙。
どのシーンも私の人生の大切なたいせつな宝物です。
私にとって母の日は特別なものです。
あの幸せをみなさまにお届けしたい、そう思って毎年、母の日のお花と向き合っている自分がいます。
お仕事なのだから、利益を得なければならないし、本当はそれではいけないのはわかっているのですが・・・
私の宝物のお話は、私がからんこえのお店を終える時みなさんに聞いていただこうと思います
私事ですが・・・
最後に娘sakikoのこと書かせてください。
小さい頃からいっぱいさみしい思いをさせたし、苦労もさせてしまいました。
足をひっぱるようなこともしてしまいました。
小学校2年生の時の作文に書いた医療者になるという夢をかなえました。自分の娘ながら、すごいことだと思います。
そして本当に心優しい娘に育ってくれました。
この年になって、なぜかスキーに燃えている私にこんな高価な母の日の贈り物。
一瞬ひるんだけれど(笑)
今の板はもう10年くらいはいてるから、
人生最後の(笑)新しいカービングスキーを本当に欲しがってたからかな
イラストのカービングの体制のうち、燃えとるわ(笑)
裏には優しいお手紙。
「帰ってから読んでな」
うれしくて嬉しくて号泣
ありがとう sakiko
あなたがいてくれるだけで、母は幸せです
今年もこのような幸せな母の日をすごせたのは、
からんこえを支えてくださる一人一人のお客様のおかげだと思っております。
ありがとうございます。心から感謝いたします。
来年も今年みたいな母の日ができますように
一日も早くコロナウイルスが終息し、穏やかに暮らせる日々がもどってきますように
みんなが幸せになれますよう・・・