誇り
お天気が悪くて・・・・いろんな方が心配くださった今年のスキー招待
おかげさまで、施設で暮らしている34人の子どもたちに楽しい時間を過ごしてもらうことができました。
子どもたちもボランティアのみんなもずぶぬれになりました。
ふつうだったら、スキー教室はできないくらいの雨。
昨年は快晴でお客さんいっぱいだったスキー場なのに、私たち以外のお客さんはほとんどいませんでした。
ウエアーも手袋もびしょびしょで、寒くて凍えそうになりました。
それでもみんなでスキーしたり雪遊びしました。
私は「子どもたちにとって一年に一度のスキーなのになんでこんな天気なん」、、、って心の中で泣いてました。
でも、でも
子どもたちはみんなとっても喜んでくれました。
それは・・・きっと
ボランティアのみんなが、子どもたち一人一人に優しく接してくれて
この招待はたくさんの大人の人がお金を寄付してくれて実現できていること、
たくさんの大人の人が自分たちをおうえんしてくれていることを子どもたちがちゃんと理解してくれているから
・・・・・
ほとんどの子どもが親から虐待にあって養護施設に保護されている子どもだと聞いています。
どんなにつらかっただろう
・・・・・
ずぶぬれになってぶるぶる震えてレストハウスに入った男の子に後輩のTくんはストーブの前で服を脱がせて、自分の服を脱いで着せてあげていました。
あの子うれしかっただろうな
今日一日、きれいに晴れた青空を少し憎らしく思いながら、
お仕事しながら昨日のことを思い出していました。
ふと・・私の心の中に「誇り」という言葉がうかんできました。
そんな言葉、私の人生の中にどこにもなかったのに。
全国各地から毎年送ってきてくださる寄付はスキー部のみんなから。
寄付してくださる方は毎年増えています
継続を断念しかけた時、勇気をあたえてくれ助けてくれた先輩、先輩は今は陰からそっと応援してくれています。
スキー部を途中でやめた後輩も毎年匿名で寄付してくれています。
新潟から、東京から、三重県から、大阪から駆けつけてくれるスキー部の先輩、後輩。
10年かわらず同行してくれる友人たち
お菓子の詰め合わせを子どもの数だけ用意してくれるからんこえのお客様。
おとなりの食堂きくたさんでこの活動の話を聞いて今回参加してくださった方もいます。
ボランティアがどうとかこうとかむずかしいこととか立派なこととかそんなんじゃなくて・・・
ただ単純に、あたたかくてやさしいきもちがいっぱい集まって、つながって
さみしい思いをしてる子どもたちにたった一日だけど思いっきり楽しい時間を過ごしてもらいたい
みんな、 ただそれだけ。
私は、11年続けさせてもらっている「SKI AID for CHILDREN」というこの活動を今、心から「誇り」に思います。
みんなありがとう、ほんとうにありがとう。
子どもたち、みんな寒くて冷たかったのに本当に良くがんばったね。
みんなの笑顔、嬉しかったです。ありがとう。
みんな元気でね。また会おうね。
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