悲しいお花
こちらは昨夜Mさまからご注文いただきましたお供えアレンジです。Mさまは大阪の支援学校の先生。教え子さんが亡くなられたということでした。
お花のご希望は「かわいくて、キュートなお花」
お花を入れ終わった時、一人の男性がお店に入ってこられました。
「きれいなお花だ」
「ありがとうございます。でもこれ、お子さんのお供えなんですよ」
「そうか。そんな気がした、悲しい感じがしたよ」
できるだけかわいくキュートに入れたつもりだったのに・・・
ピンクのトルコやカーネーションを使っても、「悲しいお花」。
お花って気持ちが入っていくのかもしれないです。
同じお花を使っても挿すときの気持ちで雰囲気が変わる・・・
今日はなぜかあえてグリーンは使わなかった。
グリーンを入れると日常になる。非日常・・・
昨日もお若いおねえさんのお供えのお花、ご用意させていただきました。今日はかわいい女のお子さん。
胸が痛みます。
若くして、天に召されていく子どもたち。
がんばって生きはった子どもさんに手向けるお花、
背筋を伸ばして、心をこめて花を挿していきました。
今の私ができるせいいっぱいのお花をご用意させていただきました。
どうぞどうか安らかにお休みください。
そしてお空の上から、おとうさんやおかあさんや兄弟のこと見守ってあげてください。
こちらは、土曜日一日がんばってブーケ1個、ブートニア4個、ウエルカムボード、花束贈呈の代わりにお渡しする花かご2個を作ったYちゃんが、お世話になった方々にお渡しする小さなプリザのリース。
時間が足りなくなったので私がご用意させていただきました。
Yちゃんは前にリングピローやピンクのブーケも作りました。
Yちゃんの挙式は今度の日曜日、札幌の教会。準備完了です。
土曜日出来上がったブーケたちを2人で箱詰めしてたら、「京都のおかあさんみたい」って言ってくれました。(25歳やしOKOK)
Yちゃん、よくがんばったね。末永くお幸せにね。(緊張してずっこけんときやー笑)
そして最後に。。。
もうお花屋さんにならはったみたいです。Hさん。
今日は、ベニヅルを巻いてリース台を作り、さつま杉のリースを作りました。
Hさんに「私の師匠はからんこえさん」と言っていただき、たいへん恐縮しました。これからも一緒にすてきなお花屋さんめざしてがんばっていきましょうね。
師匠になったり、おかあさんになったり・・・
知恩寺のおとなりのお漬物やさんのお兄さんからはいつからか「親分」と呼ばれています。
「親分いやだ」というと「じゃボス」
いったい私はだれなんでしょう(笑)
からんこえ日記。
悲しいお花もあります。幸せなお花もあります。
こんな小さなお店にも、毎日のように小さな物語が生まれてきます。
一つ一つの小さな物語を私が書いていくことで、読んでくださるみなさまに、ふと何か感じていただけたらうれしいです。
少し冷えてきました。みなさまあったかくしてお休みください。私はまだまだ仕事します(でも木曜日は完全休養日、洗濯日といたします。ご安心を)