2年前の今頃

寒い日が続いています。
こんな日は、お花の水換え・・・お水めっちゃ冷たいです。

お水が冷たいのはどこのお花屋さんも一緒。
寒かろうと冷たかろうと暇だろうと(泣笑)花屋さんはこの厳しい季節みんながんばってはる。


ふと思いだしたことを書いてみようと思います。



2年前の今頃のこと。

2件目の花屋で働き始めた頃。



はじめて働いた花屋はおしゃれなお店というより老舗。
激務に耐え切れず逃げるように1件目のお店をやめた数日後「アルバイト募集」の張り紙を見つけた。なんだかとってもおしゃれなお店。

面接にいくと即OK。
この店の力になってほしいと言ってもらった。
うれしかった。

それから半年、一生懸命働いた。
ワンちゃんの散歩も、行った(笑)

一番長く働いている方が、息子さんの受験のため、夏休み1ヶ月お休みすることになり、またアルバイトを募集しはった。

すぐに新しい人が入ってきはった。
前のお店では店長をしてはった方。
仕事はばりばりできはる。

・・・少しして私はクビをいいわたされた。・・・

あまりにも突然で、

店を出て、途中の公園のベンチに座り込んだら泣けてきた。

自分たちの力になってほしいと言われた言葉をずっと信じてた。

新しい人がきはってから、私だけ大将にずっと話をしてもらえなかったのはやめさせたかったからやったんや。クビって言われるまでわからない自分を、ばかだなあと思った。

友人のMさんに泣きながら電話したら、

「僕も仕事を始めた時、同じことがあった。くやしかった。だから自分はそれだけはしないと心に決めている。yumikoさんが、もし人を雇うようになったら、今の経験を生かしてください。人は自分が経験したことしか本当に身につかんのですから」

と言ってもらった。


その花屋で一緒に働いていた人が、前に手作り市のスタッフのアルバイトをしていたということで、声をかけてもらって、2ヶ月後、私はあじさいのリースを作って、はじめて手作り市に出店した。

それから半年後、ちとちゃんと二人でこの店「花と雑貨 からんこえ」をはじめた。


人生っていろんなことがある。

筋を通さずやめたから、筋を通さずクビになったんやなあと。




修行させてもらった2件の花屋のおかげで今の私があるんだなあと思います。

いつか大将にも「ありがとうございました」と言えたらいいな。





さあ明日はKBS京都へのお届け、横浜への宅配、生けこみもあります。
寝坊しないよう、市場へ行くぞ