イタリアの花屋さん
毎年、おかあさんのお誕生日や母の日にお花を買いに来てくれる姉弟君がいます。
今日おねえちゃん久々にご来店。
あ、おかあさんのお誕生日やんね
うん、花束ください。500円で
了解
ピンクのスプレーバラ、大輪のピンクのトルコ一輪、それにスイトピーとユーカリを束ねて
かわいい(けどこれは原価だ汗・・・ま、いいか)
500円いただいてお見送り
また母の日来てね〜
しばらくして、電話。彼女から。
「今度はピアノの先生にお礼したいのでまた花束作ってください。
今度は2000円くらい」
今度のご来店は、おかあさんと、弟くんもご一緒。
おかあさん
「いつもきれいなお花ありがとうございます。
3月4日に、夕方子どもがお花買いに行くんでよろしくと電話して
来なかったのは実はうちで・・・
おばあちゃんのお誕生日で、子ども達お花買う予定だったんですが、
お小遣いがなかったみたいで・・・恥ずかしくて連絡しんかったみたいなんです。ごめんなさいね」
あーそうだったんですか
照れてトレーナーをまくりあげて顔隠してる弟くん。
「おばちゃんとこ、どしてもお金なかったら、お小遣いためて後から払うんでもいいよ。今度はそうしいな。ローンでもいいし(笑)」
みなさんをお見送りして、ふと思い出しました。
1昨年20数年ぶりに再会したH君が教えてくれた話。
H君は世界各国を飛び回っていた時期もあったそうで。今では立派なアパレル関係の社長さん。
「イタリアの花屋さんは、自分の店の前を通って帰る子ども達のおかあさんの誕生日を覚えていて、その日は子ども達に声をかけて、子どもたちが支払うお金以上の花を子どもに持たせてあげる、
その子のおかあさんは喜んでその花屋さんでお花を買う」
イタリアとかのお花屋さんて、たしか道で売ってはるよなあ。
なるほど、いいな、そんなん、なんかイタリアっぽい。
うちもそんなお花屋さんになりたいな
そう思いました。
・・・・・・
4月になって、もう絶対よその花屋さんは母の日に向けて動き出してはるし、うちもはよせなと思ってます。
もう数件ご予約いただいちゃいました(嬉)
お花束ねながら、リース作りながら、ボーっとしながら(笑)、お風呂入りながら、etc
どっかで母の日のこと考えてま-す。